満月の日
「んっ…。」




ガンマはうめき声を上げて目を覚まし、辺りを見回した。




辺り一面に広がる薄気味悪い森と闇…。




ガンマは怪訝そうに眉間に皺を寄せながらその場に立ち上がる。




そこで、彼は自分の体の異変に気付いた。




何だか森がヤケに大きいのだ。




さらによく見てみると、自分の両手が小さかった。




「ウソ…だろ…?体が縮んでいる!!一体どうなっているんだ…!?」




ガンマは混乱しながらも自分の身に何があったのか、必死になって思い出した。




確か自分はダーク・マターに敗れ、魔法をかけられた…。




その魔法は百年後の世界に飛ばすもの…。




その他に、体が縮む魔法もかけられたとするならば、かなり厄介である。




何とかこの魔法が解けないものか…。
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