満月の日
「あぁ。本気さ。後は手紙さえ書けば、アイツも分かってくれるだろう。」




「…あの旅人達を信じて良いのか?」




「大丈夫さ。ずっと心の中を読んでいたが、あの旅人達がウソを言っていることはまずない。」




「そうか…。」




「まぁ、お前が疑うのも、無理はないよな。普通なら、『ダーク・マターを倒す』なんて言わないからな。だが、考えてもみろ。今、人々や民も恐れている存在、ダーク・マターがもし倒されたなら、どんなに素晴らしい世界が待っているだろうか。俺はそんな世界を見てみたいんだ。だが、俺一人では太刀打ち出来ないし、この国を守らなくてはいけない。だから、あの旅人達に協力するのさ。」




「ヴィル…。」
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