満月の日
「そっか。砂漠には水がないもんな。」




ピードがどこか納得したように頷く。




「クソー…。気候や地域で左右される自分が嫌だ…。」




リンは顔をしかめた。




「文句を言うな。お前だって、砂漠を越えなければ次に進めないことぐらい、分かるだろう?」




「へいへい。分かりやしたよ…。」




ハードの言葉にリンは渋々頷いた。
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