満月の日
「クソッ!!キリがない!!」





リンが舌打ちをする。




「一端逃げましょう!!」




「駄目だ!!囲まれた!!」




ティラの一言で後ろに動いてみるものの、敵は後ろからも現れ、回り全体が囲まれ、まさに、絶体絶命の大ピンチに陥った。




ガンマ、ティラ、リン、ピードはその場に構え直す。




だが、ハードが四人の前に出て、




「下がれ。」




とだけ言った。




「ハード…?」




ティラが心配そうに見る。




ハードは胸まで曲刀を引き寄せて構える。
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