満月の日
第十二章…海
どこまでも広がる青い空。




白い雲。




そして海。




ガンマ達は無事に砂漠を抜け、ガンマとティラはホッと一息つき、リンはググッと背伸びをした。




「んー!!海だー!!」




ウオー!!と海に向かって雄叫びを上げ、浜風を体一杯に浴びる。




「リンったら、砂漠を出た途端、急に元気になっちゃって。」




「単純だなぁ。」




「そこ!!うるせぇぞ!!」





ティラの笑い声と、ピードの呆れ声が聞こえたのか、リンは怒鳴り声を上げる。
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