満月の日
ガキン!!という音と、グサッ!!という音が空に響いた。




見てみると、そこには、レイピアが地面に刺さり、その場で固まったガッツがいた。




「…お前、強いな。」




「どうも。」




ガッツの言葉にハードは肩をすくめる。




「ガッツ!!大丈夫!?」




少女、ジャンヌが慌てて駆け寄る。




「大丈夫だ。それより約束だ!!船に乗れ!!」




ガッツの言葉に見物していた三人は目を輝かせ、リンは小さく笑った。
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