満月の日
ガンマ達が船に乗り、船員達はマジマジと彼らを見る。




「おっ!!子供がいるぜ!!」




「しかも、カワイコちゃんもいるぜ!!」




子供とカワイコちゃんとは、ガンマとティラのことだろう。




ガンマは不思議そうに首を傾げ、ティラは不安そうに顔をしかめた。




「こっちの兄ちゃんと姉ちゃんは威勢が良さそうだな!!」




「そうかな…?」




「…アホ。」




船員の思ってもみない言葉にピードは照れまくり、リンは呆れたように呟いた。




「さぁ!!錨を上げろ!!」




「おぉー!!」




ガッツの一言に、ガラガラと錨が上げられる。




「帆を張れー!!野郎共!!出航だ!!」




「おぉー!!」





ガッツと船員達の声が空に響いた。
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