満月の日
一方、ガンマとハードは、ガッツの傍にいた。




「お前達、ダーク・マターの居場所は知っているのか?」




ガッツがハードに尋ねる。




「海のヘソと呼ばれている場所、『オーシャン・ミドル』と呼ばれている島だろ?」




ガッツの問いにハードが答えた。




「あそこ付近はモンスターが多い。正直言って私は陸上するのはお勧め出来ない。しかも子供がいるからなおさらだ。」




「…確かにお前の言いたいことは分かる。だが、ガンマは弱くない。」




ハードはそこまで言うと海を見た。




ガッツもそれ以上何も言わず、舵を取る。




そんな中、船員の一人が口を開いた。




「キャプテン!!久しぶりに、アレ、歌おうぜ!!」




「そうだな。景気づけに歌うか!!」




ガッツはそう言うと、ある歌を歌い始めた。
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