満月の日
一方、砦には、撤退したアクアが急いで中に入ってきた。




「申し訳ありません、ダーク・マター様…。あの旅人達を、止めることが出来ませんでした…。もはや、この島に上陸するのは時間の問題かと…。」




アクアはアントスを見るなり、深々と頭を下げる。




「そうですか…。」




アントスはゆっくり頷くと、アクアを初め、キン、ミィル、ブライトを見回した。




「遂に、例の旅人達がここにやってきます。アクア、キン、ミィルが敗れた今、残るはあなたしかいません。やってくれますね?ブライト。」
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