満月の日
「すまない。二人を助けてくれたことに感謝する。」




「オレはただ夢中でやっただけだから。二人が助かって本当に良かった…。」




ガンマはホッとしたように笑い、その笑みに少女は見惚れる。




少女は思い切ってガンマに話しかけた。




「あ、あの…!!」




「んっ?」




少女の呼び掛けに、ガンマは彼女を見る。




「私、ティラと言います。あなたの名前は…?」




「ガンマだ。」




「ガンマさん…。」




ティラはポツンと呟く。




そんな中、ハードが口を開いた。
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