満月の日
「それじゃあ、また会おう。」




「うん…。」




ピードとティラは互いに顔を見合わせて頷き、それぞれの扉に向かった。




「良くきたわね。」




ピードが中に入るなり、部屋に明かりがつけられ、アクアが姿を現す。




「!!まさか、ティラの方にダーク・マターが…!?」




ピードはバッと後ろを振り向く。




しかし、ティラがこの部屋にやってくる気配はなかった。




「大丈夫よ。その子も私達の仲間と戦っているから。それより、あなたに他人を想っているヒマはあるの?」
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