満月の日
ドスッ!!




鈍い音が聞こえた。




静かにそよ風が吹く。




倒れたのは、ブライトだった。




ドサリと、まるでスローモーションのように、ゆっくり倒れる。




はぁ…はぁ…はぁ…と、ハードの乱れた息だけが部屋の中に響く。




そんな中、ブライトの体が光に包まれた。




「なっ!?」




驚くハード。




そして、光がなくなると、ブライトはゆっくりと目を開けた。




しばらく見て、ハードは目を見開いた。
< 209 / 226 >

この作品をシェア

pagetop