満月の日
(無事でいろよ…!!)




ハードは切羽詰まったように走り、別の部屋に入った。




すると、中にはうつぶせで倒れているキンと、息を少し切らしているガンマとリンがいた。




「よっ。大将。遅かったな。」




リンがのんきに軽く手を上げる。




「倒したのか…?」




「おぅ!!」




「ちょっと苦戦したけどね…。」




ハードの問いに、リンは親指をたて、ガンマは苦笑いを浮かべる。




しかも、キンの背中にはえていた悪魔の羽がなくなっていた。
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