満月の日
しばらくして、ガンマ達の前には二つの扉が立ち塞がった。




「二手に分かれよう。リンは左、俺とガンマは右だ。」




「あいよ。」




「分かった!!」




ハードの言葉にリンとガンマは頷くと、それぞれの扉に入った。




リンの方では、今まさに、ピードとアクアが激戦を繰り広げていた。




ガンギン!!と鈍い音が響き合う。




「はっ!!」




「ぐっ…!!」




ピードの攻撃がアクアの腹に見事に当たり、彼女はその場にうずくまった。
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