満月の日
その頃、ティラの方では、ミィルと魔法対決をしていた。




しかし、対決と言えど、ミィルは闇の攻撃魔法を、ティラは防御魔法で守りの一戦をしているので、どちらの魔力が先に切れるのか、まさに魔法勝負となっていた。




「くっ…。」




ミィルが顔をしかめる。




ティラはその場で踏ん張っていて、負けるもんか!!とでも言うかのようにバリアを張っていた。




「ティラ!!」




ハードが声を上げる。




「下がれ!!」




彼の一言に、ティラはバリアを解いて後ろに下がる。
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