満月の日
その間に、ティラが三人に防御魔法を張り、ガンマ、ハード、ピードが敵に近付く。




そして、曲刀、剣、拳が、ダーク・マターの腹に当たった。




グォォォ!!とうなり、巨大な爪がガンマ達を襲う。




間一髪でよけ、ダーク・マターから間合いを取った。




剣や曲刀には、ダーク・マターの血であろう、緑色の液がついている。




「うぇっ…。これを舐めんのかよ…。」




ガンマは手袋を外し、指で掬った液体を眺める。




「我慢しろ。それを舐めないと、元に戻れないぞ?」




「うっ…。」




ハードのもっともな言葉に、ガンマは顔をしかめる。




その隙に、ダーク・マターがジリジリと近付く。




「早くしろ!!」




「えぇい!!もうどうにもなれ!!」





ハードの怒鳴り声に、ガンマは声を上げると、目を瞑ってペロリと緑の液体を舐めた。
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