満月の日
ピードは目を丸くした。




「この子…、ハードの子供?」




「違う。コイツの名はガンマ。両親を捜しているんだ。」




「へぇー。偉いなぁ。」




ピードはガンマを見ながらポツンと言う。




「可愛いー。私、ティラ。よろしくね、ガンマ君。」




「あっ。僕はピード。よろしく。」




「うん!!よろしくね、ティラ姉ちゃん、ピード兄ちゃん!!」




二人に挨拶され、ガンマは笑顔で答えた。




「さて。村長に挨拶をしてから出発するぞ。」




ハードの言葉に三人は頷いた。




それからガンマ達は村長の家に行き、彼らは歩き出した。
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