満月の日
第三章…敵の動き
ここは太陽の光さえ遮断してしまう、暗い闇に包まれた世界…。




そこには人々が住んでいたが、外に出ることなく、家の中でヒッソリとしていた。




そんな人々にも、希望がある。




それは、月の光である。




太陽の光はないが、なぜか月だけは闇から出て地上を照らすのだ。




人々は月を見上げ、毎日、月に向かって祈るのだ。




どうか、私達に、オレ達に、希望の光を。




そんな中、そびえ建つ闇の砦の中に、誰かがいた…。
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