満月の日
「はぁ…。あの剣士と姉ちゃんスゲェな…。」




町人達は二人の戦う姿を見て、ポカンと口を開ける。




「あっ!!あのボウズも戦っているぞ!!」




町人はそう言って、ガンマを指差す。




カキン!!ズバッ!!彼は五歳児とは思えないほど見事な剣さばきでモンスターをなぎ払っていた。




「あのボウズ…、本当に五歳児かよ…。」




町人達はただただ唖然としていた。




もちろん、ティラもバリアを張って応戦していた。




しかし、ピードの戦い方だけはどこか危なっかしかった。
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