満月の日
「わっ!!わっ!!わっ!!」




ガキンガキン。




次々とくるモンスターの攻撃を、剣で受け止めるピード。




そこに、ティラがバリアを張り、敵が離れた瞬間、リンの水魔法が炸裂した。




「はぁ…はぁ…はぁ…。ありがとう、ティラ…。」




「どういたしまして。」




ピードの礼にティラが笑って答えた時、リンが一言。




「たくっ!!少しはちゃんとした戦い方をしろ!!」




「はっ、はいっ!!すいません!!」




「何か…、あの兄ちゃん頼りないな。」




「大丈夫かよ。」




リンの一括にピードが敬礼するのを見て、町人達は不安そうに顔をしかめた。
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