満月の日
「ワー!!」




人々は歓声を上げ、互いに喜び合った。




「ふぅ!!何とかなってよかった!!」




ティラが安堵のため息をつく。




「よくやったね、ティラ。」




「見直したぜ。」




「かっこよかったよ、ティラ姉ちゃん!!」




ピード、リン、ガンマに褒められ、ティラは照れ笑いを浮かべる。




ハードが黙ってそれを見ていると、町の長老がやってきた。




「ありがとうございます。お陰で町は救われました。どうか、ゆっくりと休んでいって下さい。」




「では、お言葉に甘えさせていただきます。」




長老の言葉に、ハードは頭を下げた。
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