満月の日
不意に、回りから殺気を感じた。




ハードはすぐさま四人を叩き起こした。




「起きろ…!!モンスターに囲まれているぞ!!」




その一言に、ガンマは目を開け、リンは片目だけを開けた。




ただ、ティラとピードだけは、何とも眠たそうに目をこすっていた。




ハードは素早く焚き火を消し、小声で指示を出した。




「あそこに塔が見えるだろう?そこで落ち会おう。」




ガンマ達は頷くと、それぞれ散らばった。




モンスター達がその後を追う。
< 63 / 226 >

この作品をシェア

pagetop