満月の日
だが、ピードの方は目を瞑り、剣を振り回していた。




「来るなー!!あっちに行けー!!」




そのでたらめな攻撃が何と!




モンスターを蹴散らし、ピードが目を開けると、既にモンスターはどこにもいなかった。




「良かった!!何だか分からないけど、モンスターがいなくなっている!!この隙に、塔へ急ごう!!」




ピードはここぞとばかりに全力疾走した。




その足の速いこと!!




ピードはモンスターに遭わないことを祈りつつ、塔に向かって一直線に走った。
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