満月の日
「お願いガンマ。隣村までおつかいに行ってきてくれる?」




「えー!?」




「今日の晩ご飯、ガンマの好きな物を作ってあげるから!ねっ?」




「ムー…。分かったよ…。行ってきまーす…。」




「行ってらっしゃい!気を付けてね!」




その後、ガンマは用を済ませ、急いで帰ってきた。




だが、目の前に広がっていたのは、村から燃え上がる、巨大な炎だった。




唖然とする中、村の出入り口付近にはガンマと仲良くなった旅人がいる。




ガンマは我に返って旅人に駆け寄った。




「お兄ちゃん!!!一体全体どうなっているの!?」




「ああ?これ?僕がやったんだ。」




「えっ…!?」




驚愕の一言に、ガンマは言葉を失った。
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