満月の日
リンがそう言って片手を上げた瞬間、無数の水の玉が宙に現れ、ハードに向かって襲いかかってきた。




ハードが、曲刀を一振りすると、水の玉はすべてなくなった。




「まだまだ甘いな、リン。」




「…さすが大将。やるねぇ。」




ハードの言葉と行動に、リンはニタリと笑うと、今度は氷のツララを何本も出し、ハードめがけて突っ込んできた。




ハードはこれも曲刀の一振りで、コナゴナにする。
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