満月の日
「さて。次はガンマとピード、どっちだ?」




「僕がやるよ。」




ハードの問いに、ガンマが自ら前に出た。




「おいおい。チビすけ。大丈夫か?」




「うん。大丈夫だよ。」




リンはニタニタ笑いながら聞き、ガンマはニッコリと笑ってから、剣を構えた。




「じゃっ、行くよ。」




ガンマはそこまで言うと、目つきを鋭くさせ、ハードに突進してきた。




ガキンと鈍い金属音が響く。




そのまま激しい打ち合いになった。
< 80 / 226 >

この作品をシェア

pagetop