月夜の散歩

─過去─


「陽菜ちゃ~ん…寂しかったよーもおー夏休み終わっちまうぜー」


あの公園を後にしたあたし達は溜まり場へと足を運んでいた


そんな訳であたしは今嵐の熱烈な?!歓迎を受けている最中なのである


ぎゅうぎゅうと抱き締められ非常に苦しい


「ぢょっど…ぐっ…ぐえっ…くるじぃ~」


「おいてめぇー!離れろ!!嵐っ」


冬夜がベリッとあたしから嵐を引き剥がす


「はぁーやっぱ陽菜ちゃんいいよ…やぁらかいし」


「変な言い方すんな!陽菜は俺のだ抱き付くな!」


またしても冬夜から嵐への愛の制裁が下ったのだった
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