月夜の散歩
部屋に入りベッドに腰掛けた


「聞いてほしい事があるの…」


冬夜を見つめ口を開く


冬夜は「いいぜ」と言って隣に腰を下ろした


あたしは前を向き小さく深呼吸してから話しだした


「あのね…冬夜気付いたでしょあたしの闇に…その話ししようと思って…」


俯き加減のあたしの頭をそっと撫で冬夜は言う


「無理しなくてもいいんだぜ?」


あたしは首をふるふると横に振り「大丈夫」と冬夜の方を向いた
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