月夜の散歩
翌朝目が覚めたあたしの隣には気持ちよさそうに眠る冬夜がいた


広い胸に顔をうずめすりすりと頬をこすりつける


「ふっ何甘えてんだ…?それより身体大丈夫か?」


そう聞かれて夕べのことを思い出し頭の先まで赤くなった


「大丈夫…じゃないかも…」


「わりぃ…止めらんなくて…無理させたな…」


「初めてだって言ったのに…バカッ…///」


チュッと頭にキスを落とし「可愛い奴」と言って抱き締める


甘い痛みは愛された証…


堅い絆で結ばれたような気がしていた
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