月夜の散歩
「ああ!今彼氏の事考えてたでしょー涼子だってニヤニヤしてるじゃん!!」


「えっ?!やだホント?」


ぱっと頬を押さえあたしを見る涼子


その姿がとても可愛らしく見えてあたしは思わず笑ってしまった


「ぷっあはははっ涼子可愛い♪」


「もうっやだぁ…」


顔を赤らめて手をパタパタさせて扇ぐ


何時もクールな涼子も彼氏の事となると女の子になるんだね


あたしも可愛くなってるかな?


冬夜の前では可愛い自分でいたいな…なんて考えていたらブルブルと携帯が震えた
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