月夜の散歩

遅れて助手席に秦が乗り込む



「じゃあ帰るとしましょうか姫?」



あたしを見てクスッと笑ってから前を向いた



嵐と優と遥人は後ろの車に乗り込む



「なぁさっきの冬夜はシャレになってねーよな!ったく陽菜ちゃんの事になるとおっかねぇのなんのって…」



ぶるっと身体を震わせた嵐が遥人に言う



「しょうがないよ…かなり独占欲強いみたいだからあの人」

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