月夜の散歩
ぐいっとあたしを引っ張って引き寄せる


「妬かせてぇのか?」


あたしの耳元で囁く


赤くなったあたしの顎をくいっと上げ口付けを交わす


甘い口付けにいつもぐったりするあたし


マッキーは見ない振りして明後日の方を向いていたが


赤らんだ顔をしている…


そりゃあそうよね


恥ずかしい…


指で唇をなぞるとニヤリと笑う
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