月夜の散歩
「ん?何だ…」


「はっ恥ずかしいから服着てよっ」


あたしはシーツをにくるまり顔を隠す


見とれていた自分が恥ずかしくて真っ赤になっていた


キシッとベッドが軋む音がして冬夜が来た事がわかる


あたしの上に覆いかぶさりシーツを剥ぎ取る


「やぁ…見ないでっ…」


あたしは赤くなった顔を両手で隠した


ぐいっと両手を持たれ片手で頭の上で押さえつけられる


「もうっ…やっ…」


顔を思い切り横に背けると顎を持たれ前を向かされた
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