禁断の恋。〜兄妹〜
翌日の朝。
俺は、時計を見る。そうすると起きる時間ではなかったので、また眠る。
今日は大学は午後からなのだ。こういう時はありがたい、寝坊できるから。
1時間ぐらい立ってドアがノックされる。誰だろう?って思っていたら、開けた扉の横から綺が顔をだす。
「お兄ちゃん…。私、学校行くから戸締まり宜しくね。あと今日の予定をホワイトボードに書いといてね」
「あぁ…わかった。」
ベッドの中にいる俺は、布団から顔を出さないで、寝ぼけた声で軽く返事する。
「じゃあ、行ってきます…」
綺は部屋を出て階段を降りて行った。そして俺は目を閉じ、また眠りにつく。