もう一度笑いあえるその日まで
そこは学校の近くにあって、同じ大学の子もよく通っていました


あつしは授業がある日は、毎日顔を出すと言っていました


「連れてきたよ」
あつしがマスターに言いました


マスターはあつしには優しく接していましたが、私には何だか冷たい感じがしました


「あつしが、いつも連れてくる子とは全然タイプが違うね」

「あつしの彼女なの?」
マスターが言いました


「まだ彼女じゃないんですよ、他に彼氏いるんですよね」
あつしが答えました


< 28 / 73 >

この作品をシェア

pagetop