もう一度笑いあえるその日まで
あつしが先にシャワーを浴びました

私はシャワーを浴びて、すぐにあつしの胸に飛び込んでいきました

「いいの?」

「痛くない?」

あつしはすごく優しくて
でも大人で

だからだんだん、余裕がなくなっていくあつしを見てすごく嬉しかった


私の体に感じているあつしがすごく愛しくて

もっと長く長く
ずっと一緒に繋がっていたかった


私は今もあつしとの思い出を思い返す時、あつしとしていた時のことを思い出します


その時間が、あつしが私だけのものになっている唯一の時間のような気がして


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