もう一度笑いあえるその日まで
あつしは緊張していたのか、けっこう時間がかかりました


二人とも果てて
私は思わず聞いてしまいました

「あつしのこと好きになっていいの?」


なんであんなことを聞いたのか分かりません

ただ、私の大事な人はみんな私から去っていくのです


これ以上、あつしを好きになるのが怖かったのです


< 52 / 73 >

この作品をシェア

pagetop