もう一度笑いあえるその日まで
フランス語の授業は週に二回

一回生から三回生までの学生が同じクラスになることもあります
当初、私はクラスには一回生しかいないと思っていました


だから初めてあつしを見た時は驚きました

明らかに一人、一回生ではないんです
他の一回生が緊張しながら席に着くなか、あつしは一番後ろの席でどかんと余裕で座っていました


この人には関わらない方がいい
そう思いました
体は大きいし、サングラスをかけてこっちを睨んでいました
すごい怖い人
それが最初の印象でした


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