ねぇ、気づいてよ【短編】
「え?」
そう言いながら都絵君は飛び起きた。
「え…待っ…え!?日色!?」
「都絵君の、都絵君のっ………
大馬鹿ぁぁ!!」
「な!……日色?」
何が…日色?よ!
「馬鹿馬鹿!!今日が何の日かわかってるの!?」
「まさか………日色の、誕生日?」
まさか
ですって?
「そのまさかよ!それに今日は私たちが出会った日でもあるのよ!?忘れちゃったの?」
「日色…ごめんな…」
「ごめんで済んだら警察いらないわよ馬鹿」