ハジマリノウタ。
まったり
僕は只今、全速力で走ってます。

風のごとく、韋駄天のごとく。

なぜ、走っているか?
それは後ろの方々におわれているからです。

「こら、待てぇ!!」

「モヤシがぁ!逃げんじゃねぇ!!」

後ろには金髪の眉なし、ドレッドヘアーのデブなど、見た目不良の方々が、僕を追ってきています。

その原因は十五分前に、彼らの一人に肩がぶつかったことに始まります。
その一人がオーバーリアクションともとれる痛がり、そして、他の不良たちは僕を囲みました。

< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop