クラスと言う名の狭い社会の中で


真っ先に出た私の名前


そうだね そうしようか


みんな口を揃えて言う


まさかここで断れるはずも無く


私はセンターへ


何度も振り付けが解らなくて


後ろを見てしまう私を見兼ねて


先生が交代してやれと言った


先生は気が付かなくても


私は気が付いた


一気に凍った氷のような空気に


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