時空奏者
ハルカをさっさと向こうの世界へと帰してから、
エレンは何の用事かは分からないがスキニーの元へと行ってしまった。
その次の日、俺は調べていた事にやっと確信を持った。
「あらぁ、カグラさんは付いて行かなかったんですか?」
「付いていくつもりなんかサラサラ無いな。至極面倒だ。
………ただ、な」
「え?」
「ラルフィアが、スキニーに付いてまわってるらしい。
サリア、どう思う?」
「どう…って!大変じゃない!!」
「エレンをやれるとは思えないが?」
「…そう、よね…?大丈夫よね…!?」
「あぁ」
俺は焦るサリアを呑気に見ていた。
だが、
俺らの過信は、残酷な結末を見せた。
エレンはスキニーのところまで片道3時間で行くが
エレンは、1日が過ぎても連絡をよこさないまま
闇に消えた。