―イケメン男子に囲まれて―[完結]
*
『ギィー・・・』
屋上の扉を少し開く。少し開いた隙間からのぞくようにして中を見る。
またレン君と女の子が居たら、私すごく邪魔だからね・・・。
そこにはレン君・・・と女子生徒がいた。
また・・・?
ちょっと苦笑する。
「れぇーん、なんか付き合い悪いじゃん。昨日、セフレ全員切ったっていうし・・・」
「・・・それが?」
「もしかしてぇ、好きな人でも出来たぁ?」
「・・・」
うそ!レン君に好きな人!?どんな人だろ・・・。
少し体を動かすと、何か棒のようなものに当たった。
『カンッ』
モップが数本床に落ちてくる。やばい気づかれるかも・・・。
「誰かいるの!?」
やっぱり。