END6ヶ月間生存日記
「‥章大こそビショビショやん???傘なかったん??」

章『あ‥‥あったけどビックリして置いてきてもうた(笑)』

「‥‥ごめんな‥。あたし一人でおったらな不安に押しつぶされそうやねん‥」

章『‥ええよ??これからも呼んで−や???』




たとえ叶う事のない恋やけど‥

せめてあなたに頼ってもらえる‥

ただ‥

ただ‥それでけで俺はええねん。




「あたしな‥苦しんで死ぬくらいなら今日死のう思っててん。」

章『‥‥‥‥』

「でもな‥??怖くて死なれへんねん‥???結局あたしが今日やったことなんて死にたくないから薬飲んで‥怖いから章大呼んだ事くらい‥‥。」




いつも綺麗に巻いてた巻髪が雨に濡れて

優希の顔にかかってて‥

よくは見えへんかったけど優希きっと泣いてる。




章『‥‥それでええんちゃうか???』

「え‥??」

章『優希は生きたいねん‥誰よりも。だからこれからも薬のんで俺呼んで???』




俺に出来る事はこれが精一杯やから‥




章『なっ???』

「じゃ−‥あたしの側におってよ???‥」

章『‥‥‥‥‥‥それは俺の役目ちゃうねん。』




そう。

俺の役目ちゃうねん。

自分に何度も言い聞かせてきた言葉や‥。




「そうやね‥‥ごめん変なこと言うて‥」

章『‥じゃ待っててな???今から亮呼ぶわ??』

「あかん!!!ばれちゃう‥」

章『‥大丈夫‥。ちゃんとごまかすから???』




俺は精一杯の笑顔を作って優希に言うた。

本間は優希の側におったりたい。

俺が連れて帰ってあげたい。
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