END6ヶ月間生存日記
俺は走って病室に向かって優希の部屋のドアを開けた。

ガラッ




章『優希!!!』

「あっ章大‥」

章『‥‥よかった〜元気そうで‥』

「ごめん‥(笑)風邪ひいちゃったみたいで(笑)」

章『‥‥もう本間心配させんといて−や‥もう‥俺‥』




あんだけ泣かんとこう決めてたのに

俺は思わず泣いてしまった。

本間にあかんと思ったから‥。

もう会われへんのかな‥って思った。




「章大‥‥‥泣かないでよ???」

章『‥ごめん‥ごめんな俺涙もろいねん(笑)』

「でも嬉しい‥」




ガラッ‥




先生『新田さん体調の方どうですか???』

「あっ大丈夫です。」

章『あれ??先生亮はどこいきましたか???』

先生『亮‥??あぁさっき君と一緒にいた人ならさっき帰りましたよ??』

章『え??』

先生『何か仕事があるんでとかなんとかで‥』

「‥‥‥‥‥」

先生『じゃまた何かありましたらナースコールで呼んで下さい』




ガラッ




先生の出て行った病室には‥

静かに沈黙がつづいた。
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