END6ヶ月間生存日記
章『はぁ〜‥』




俺は病院のロビーのベンチに座ったままひたすらため息をついては下を向いた。

もうどれくらい時間がたったんやろか???

俺は時間も忘れるくらいひたすらボーっとしていた。

時計を見ようとふっと顔を上げた時やった。




章『‥‥‥亮???』




亮が病院の出口へと向かい歩く姿が見えた。

俺は亮の方へ走っていった。




章『亮!!!』

亮『‥‥‥‥章大???』

章『何やってるん???俺今来たところなんやけど??』




俺は精一杯嘘をついた。

俺はさっきの光景をみて‥

2人があれで幸せなら俺はそれでええって思ったから。

せめて‥

せめてと思い俺は嘘をついた。




亮『俺もう帰るわ』

章『なんでや〜??せっかく来てんからもっとおればええやん!!』

亮『‥‥ええわ帰るわ‥』

章『優希寂しがってんで〜???』

亮『‥‥‥‥‥‥‥』

章『‥‥‥亮それ‥』
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