END6ヶ月間生存日記

見えない空気

ガラガラッガラガラッ

ガラガラガラガラッ!!!

朝を向かえ慌しくなる病院‥

ピッピッピッピッ

絶え間なくなる優希につながれた機械の電子音。

気づけば朝になってた‥

章大はやっぱり病院にはけーへん‥

いや‥

多分もう二度とこうへんと思う。

ピッピッピッピッピッ‥




「‥‥‥‥‥亮ちゃん‥‥」




あれからずっと俺に背を向けて寝ている優希が

朝が明けてから初めて喋った‥




亮『どうした??どっか痛いんか??』




病室には昨日の慌しさが嘘みたいに春のキラキラとした朝の光が大きな窓から差し込んでいる。




「病気の事黙っててごめんな‥‥???」

亮『‥‥‥ええよ??』

「あたしが口止めしてん‥だから章大悪くないから‥章大せめんといてな‥」




何で‥こんな時まで章大をかばうんや??




「‥‥‥章大けーへんのかな‥??トランプの相手してもらうねん‥」

亮『俺がトランプくらいしたるやん‥‥』




何でもしたるやん‥‥

優希何で章大の話ばっかりするねん‥
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