END6ヶ月間生存日記
最終章 生存日記

静かな病室

「亮ちゃん‥章大にあわせてくれへん???」




優希は病院を出て行った‥

俺の気持ちと俺だけを残して‥

カラカラカラ‥

住人がいなくなった病室に俺は一人残りパイプ椅子に座った。

すべてが終わったんや‥




亮『‥‥‥‥‥‥‥優希 ‥』




呼んでも優希はもう俺の前にはおらへん‥

主をなくした点滴の水音が小さく病室に響くだけ‥




亮『優希‥‥っ‥‥』




後悔なんてしてへん‥

後悔なんか‥‥

嘘。

神様嘘です‥俺はめっちゃ今後悔してるねん‥

俺は昔の俺達に嫉妬する。

自分の素直やなかった行動を後悔する‥

カタカタカタッ‥

俺の座るパイプ椅子が涙で振るえる。
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