END6ヶ月間生存日記

アナタの味

章『はぁ‥‥っはぁ‥優希‥‥』

「‥‥‥章大‥」




まだ花が咲かない桜の木の前のベンチに座っている優希が‥

今何よりも愛しいねん‥

俺が走って公園についた頃にはもう優希はいつもの公園の

あの桜の木の前のベンチに一人座っとった。

ダッ‥




章『優希‥優希やんな???本間に優希やんな???』




信じられへん‥

またここで会えるなんて思ってへんかったから‥




「章大‥‥‥」

章『優希‥‥会いたかったんやで‥っ』




優希の横に座り優希をギュっときつく抱き寄せる‥




章『‥‥‥優希‥』




優希を抱きしめる俺の手の感覚を疑う‥

俺の腕の中の優希は確実に以前より痩せていて硬い骨の感触が腕にしっかり残った。
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