END6ヶ月間生存日記

咲けサクラ

章『俺はな‥俺は優希が‥‥‥‥優希が‥‥』




早く伝えな時間ないねん‥

それは俺の口が一番よく知ってる事やん‥

息があがって少し苦しそうな優希が俺の顔をじっと見て目をさらさへん‥

ずっと言いたかった事‥

ずっとずっと優希に伝えたかった事や‥

今言わな‥間に合えへん‥

お願いや誰か時間とめてくれや‥




章『‥‥‥‥優希好きやっ‥‥ずっと‥ずっと前から‥好きや‥っずっと‥‥ずっと好きや‥これからも‥優希が好きや‥っ』

「‥‥‥章大‥‥っ‥‥章大‥‥っ‥」




お願いや時間とめてや‥




章『好きやねん‥‥』




なぁ‥俺の一生のお願いや止めて‥




「ゴホ‥ッゴホ‥っ」








血 を 止 め て や

時 間 を 止 め て や








章『優希!!!!』

「ゴホ‥はぁ‥‥もっとはよ言うてや???そー言う事は‥」

章『優希‥‥優希 ‥っ』




情けない‥

もう自分で座ってられへん優希を支えながら俺めっちゃ泣いてる‥
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